毎朝、メイクするのが億劫。女性なら、誰もがそう思ったことがあるはず。手早く簡単にメイクを済ませることができたら、もっとゆっくり寝ていたり、もっとちゃんと朝食を摂ることができるかもしれません。

プロのヘアメイクさんによると、モデルや女優さんをメイクするのにかかる時間は、その方の年齢が高くなればなるほど長くなっていくのが定説だそうです。それは、コンシーラーで肌のシミやくすみを隠したり、ハイライトでツヤや立体感を仕込むなど、キレイに見せるために必要な工程が増えるため。

私たちの日常メイクにとっても同様、年齢とともに、時短メイクは実現しにくくなっていくのが、悲しいかな現実です。

なぜ、年齢とともにコンシーラーやハイライトを使い、複雑なメイクをしなくてはならなくなるのでしょう?

それは、顔の骨や皮下脂肪が減ることにより肌のハリ・弾力が失われ、〝影〟がうまれてくるからです。

ホウレイ線やマリオネットラインに代表される〝たるみじわ〟、目尻や目の下、額などにできやすい〝表情じわ〟のように、ちょっとした段差や凹凸部分にできる〝影〟は、鏡で正面から見ているだけでは気づきにくく、若々しさと美しさを阻む盲点といえます。
この〝影〟こそが、顔立ちを暗く寂しげに見せ、老けた印象を作っている原因。同時に、目まわりにできる〝影〟は、目の印象をぼんやりさせるため、以前よりメリハリを意識した高度なメイクテクニックが必要になってくるのです。

 

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年齢とともに増えてくる目まわりにできる〝影〟。それをメイクで隠すのでなく、手短かに目立たなくするには、①ヒアルロン酸注入治療や②ボツリヌス治療などの美容医療という選択肢があります。

失われた骨や皮下脂肪のボリューム感、繰り返し作る表情による筋肉の偏りを調整すると、ハリやなめらかさが復元され、シンプルなメイクをするだけで明るく魅力的な印象に近づけます。

また、暗い〝影〟がなくなることで目まわりがはっきりして、肌色全体も明るくトーンアップして見えるので、ファンデーションを厚塗りしなくてもいい、という声も。
毎日、時間をかけて複雑なメイクをするか? あらかじめ〝影〟を消しておいて時短メイクにするか? 選択できる時代になりました。 

しわ・たるみについての専門医によるカウンセリング、具体的な治療に関しては、医療機関にご相談ください。

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