
みなさんは、生理に対してどんなイメージをお持ちですか?
そのツラさ、考えるだけで気分が沈む…という方もいらっしゃるかもしれませんね。
実は、そう思ってしまうのも当然なことで、現代女性は昔の女性と比べて出産回数が減ったために生理の回数が多くなり1)、婦人科の病気になるリスクも高くなっているそうです。
生理の回数が増えたことで、多くの負荷がかかってしまっているのですね。
カラダが悲鳴をあげてしまうのも、無理のないことかもしれません。
実は、すぐに妊娠したい場合を除いて、生理は必ずしも毎月必要というわけではありません。
まずは生理について正しく知ることから始めてみませんか?
ここでは、生理を知るために役立つ動画をいくつかご紹介します。
1) Short RV. Proc R
Soc Lond B Biol Sci. 1976;195(1118):3-24.
生理のこと、
「知っているつもり」なだけかも?
生理のツラさを解決するためには、まずは生理について知ることが大切。
そこで、生理の仕組みについて少しだけ紹介しますね。
生理は女性ホルモンの働きによって起こります。
妊娠したい、したくないにかかわらず、毎月女性のカラダは、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という2種類の女性ホルモンの働きによって、妊娠に備えた準備をします。
妊娠しなかった場合には、両方のホルモン分泌の低下とともに子宮内膜がはがれ落ち、血液とともに体外に排出されます。このサイクルが毎月繰り返されるのが生理です。
少しイメージがつきましたか?
以下の動画では、イラストなどで分かりやすく説明しています。
理解を深めるためには大切なポイントですので、ぜひ一度ご覧になってみてください。
生理の仕組みをきちんと理解すれば、生理が気分や体調にも影響することにも納得できますね。
生理痛がツライ・・・
もしかして月経困難症?
生理の仕組みは分かったけれど、生理痛が起こるのはどうしてでしょうか。
なんと、生理痛にも女性ホルモンが関係しているようです。
生理痛は厚くなった子宮内膜がはがれるときに、子宮内膜からプロスタグランジンという痛みのもとになる物質が出ることで起こるといわれています。
プロスタグランジンは子宮を収縮させることで経血をカラダの外に出す働きがあるのですが、このときに痛みも引き起こすのです。
生理痛がヒドくていつもどおり仕事ができないなど、日常生活に支障がでるようであれば「月経困難症」と呼ばれる病的な状態といえるでしょう。
月経困難症には、不妊症につながる子宮の病気が隠れていることがあります。
月経困難症について詳しく知りたい場合は、以下の動画をチェックしてみてください。
月経困難症は治療できる
「生理痛は鎮痛薬を飲んでガマンするしかない!」なんて思っていませんか?
日常生活を送れないほど生理痛がツライ場合は「月経困難症」の可能性があります。
そのような場合は、婦人科に相談してご自身に合った治療を始めることをおすすめします。月経困難症にはさまざまな治療法があります。
例えば、LEP製剤は排卵を止める効果と、子宮内膜の増殖を抑制する効果を持ちます。
LEP治療では、子宮内膜の増殖を抑制することで経血を排出するための子宮の収縮運動を減らし、その結果、生理痛が軽減することが期待できます。
働きすぎる現代女性の子宮を休ませてあげるようなイメージですね。
LEP製剤をはじめとした、月経困難症の治療法について詳しく知りたい方には、以下の動画がおすすめです。
忙しいと、つい市販の鎮痛薬で乗り切ろうとしてしまいがちですが、こうした対処は痛みを一時的に和らげるだけで、症状の根本的な解決にはなりません。
生理中は鎮痛薬に頼らないと過ごせない…ということはありませんか?
あなたのそのツラさを、婦人科で相談してみてください。
あなたに合った治療法がきっと見つかるはずですよ。
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