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こんにちは!

関節リウマチは出産する年代(2040代)の女性に発症することが多く、「関節リウマチであっても赤ちゃんを産めるのかな?」と心配になる人もいるかもしれません。当ブログでは、関節リウマチであっても、希望すれば妊娠・出産を望めることをすでにお伝えしました。

 

そのためには、将来的に赤ちゃんが欲しいという希望を早い段階で主治医に伝えておき、「妊活」を始める前から安全に妊娠・出産できる身体の状態(寛解)を目指して治療を行うなどの「妊娠の準備」を進めておきましょう。

 

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子どもを持ちたいと思ったら…

 

ここで、妊娠の準備をどのように進めていくのかイメージが湧くように、20代後半で関節リウマチを発症したばかりの女性・ユイさんと主治医のやりとりを見てみましょう。

 

ユイ「先生、私こんど結婚するんです。それで…子どもが欲しいと思ってるんですけど…」

医師「そうですか。おめでとうございます!いつごろ出産したいと考えていますか?」

ユイ「できれば、なるべく早めに産みたいです」

医師「ユイさんの関節リウマチはまだ十分にコントロールできていないので、もう少し病状が落ち着いてからの方が安全に妊娠・出産できると思います。将来の赤ちゃんのためにも、一緒に治療を頑張っていきましょう!」

ユイ「そうなんですね、わかりました」

 

このように、なるべく早く妊娠したいと思っても、まずは治療で関節リウマチの状態を安定させることが重要です。

 

関節の炎症が落ち着いていないと、妊娠しにくいだけでなく、妊娠しても関節症状が進んでしまったり、妊娠を継続するのが難しくなったりすることがあります。ですから、寛解もしくは病気の活動性が低い状態で妊娠することが望ましいと言われています。

 

関節リウマチの治療と並行して、妊娠・出産に関係するほかの病気などがないかを早い時期に確認して必要な対応をしておくのも大切です。3回の記事で「関節リウマチ患者さんの妊娠前チェックリスト」を紹介していますので、参考にしてください。

 

医師「ユイさん、よく治療を頑張りましたね。症状がかなり抑えられてきましたよ」

ユイ「良かったです」

医師「そろそろ妊娠を見据えた治療に切り替えましょうか」

ユイ「えっ、もう妊活を始めてもいいんですか?」

医師「いえ、今のお薬の影響がなくなるまでに、少なくとも1カ月は間を空けた方がいいのです。引き続き避妊するようにしてください」

ユイ「はい、できる限り安全に妊娠したいので、よろしくお願いします」

 

関節リウマチの治療でよく使われる薬の中には、妊娠中の母体や赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性を持つものがあります。そのため、関節リウマチが寛解もしくは活動性(病気の勢い)が低くなってきた段階で、妊娠に備えた治療が新たに検討されることがあります。

 

このようなことがありますので、医師に妊娠しても良い時期を聞いておき、それまではしっかり避妊をするように心がけましょう。

 

なお、関節リウマチ患者さんが妊娠すると、多くの人は症状が軽くなると言われています。しかし、妊娠中に関節の症状が悪化してしまう人もいるようです。また、出産後は多くの関節リウマチ患者さんで症状が悪化しやすくなることが知られておりますので、前述のとおり、妊娠前の段階で寛解もしくは病気の活動性が低い状態で妊娠に臨むことが重要とされています。

 

症状がどうなるかは人それぞれですので、症状や検査結果に応じて医師は治療を検討します。もし気になることがあれば医師に相談してくださいね。

 

妊娠前から出産後まで、主治医と相談しながら進める

 

ここまで、子どもを持ちたいと希望した関節リウマチ患者さんと主治医とのやりとりを通じて、妊娠の準備の流れをご紹介しました。このような形で妊活を始める前から出産後まで、主治医と話し合いながら進めていけるといいですよね。

 

なお、妊娠の準備には時間がかかるので、主治医にはできるだけ早めに相談するようにしてくださいね。

 

今回ご紹介した内容を踏まえて、妊娠の準備を整えていっていただければ幸いです。関節リウマチ@LINEヘルスケアは、子どもが欲しい関節リウマチ患者さんを応援しています!

 

 

提供:ユーシービージャパン株式会社/アステラス製薬株式会社