09

こんにちは!

関節リウマチの患者さんは、関節に過度な負担がかからないように注意しながら生活されていると思います(関節への過度な負担は炎症変形を引き起こす可能性があります)。そこで今回は、生活の中で行う「関節に負担をかけない動作」を具体的にご紹介いたします。

 

小さな関節よりも大きな関節を使う

 

関節に負担をかけない動作のポイントは「小さな関節よりも大きな関節を使う」ことです。例えば腕なら、指や手首の関節は小さな関節ですし、肘や肩の関節は大きな関節ということになりますよね。関節に負担をかけない動作にはどのようなものがあるか、まとめてみました1)

 

原稿9 (1)

 

このように小さな関節よりも大きな関節を使う」というポイントを踏まえて、普段の動作を見直してみてはいかがでしょうか。

 

同じ関節を使い続けない

 

さて、たとえ関節に負担をかけない動作であったとしても、長時間にわたり同じ動作をし続けると、やはり負担がかかって炎症変形を起こす要因となってしまいます。

 

特に小さい関節をずっと使い続けることは、できるだけ控えたほうがよいでしょう。例えば、一方向に力を入れて押すような動作(例:紙を折る)は指先の変形につながりやすいですし、パソコンのマウス操作や瓶などをひねって開けるような動作は尺側偏位(小指側に指が引っ張られたように変形する)をもたらしやすいと考えられます。また、指でつまむ・はさむことも指先に負担がかかる動作です。

 

とはいえ、このような動作は生活の中で必要なときもあるでしょう。その場合はなるべく短時間で終わらせるようにするか、自助具などを利用することで関節への負担を和らげるなどの工夫ができるといいですよね(自助具については次回の記事で取り上げます)。

 

足の負担を軽くする靴や杖を使う

 

ここまで主に手や腕の負担について見てきましたが、次は足の負担を軽くする方法について考えていきます。

 

起立時や歩行時には足に負担がかかります。それを避けるためになるべく動かないでいると、運動不足で太ってしまうかもしれません。そうなると体重によって足腰により負荷がかかってしまいます。家に閉じこもるのは精神的にも良くありません。

 

ですから、なるべく足に負担がかからないような靴を選び、補助的に杖を持って転倒を予防しながら、積極的に外出するようにしてください。リウマチ患者さんが靴を選ぶときに重視したいポイントをご紹介します1)

 

画像2

 

一般的な靴屋では、このような条件を満たす靴を探すのは難しいかもしれません。近年では靴やフットケアの相談に乗ってもらえる専門外来が増えてきています。気になるようでしたら、まずは主治医に相談してみてくださいね。

 

また室内での生活では、料理をする際に台所に置いてある椅子に座って作業するなど、足の負担を軽減する工夫をしてみてくださいね。

 

次回は関節リウマチ患者さんの生活をサポートする自助具についてご紹介します。関節リウマチ@LINEヘルスケアからの情報提供が参考になれば幸いです。

 

<参考文献>

1)松野博明:よくわかる最新医学 関節リウマチ, 144-149, 主婦の友社, 2020

 

 

提供:ユーシービージャパン株式会社/アステラス製薬株式会社