記事7_片頭痛で受診をためらう


こんにちは!

 

皆さんのなかには、

「頭痛くらいで病院に行くのは大げさじゃない?

「薬局で買える頭痛薬で何とかなっているし、病院に行く時間がもったいない

「一度病院を受診してみたけど、満足な対応をしてもらえなかった

などと受診をためらっている人が少なからずいらっしゃるかもしれません。

 

そこで今回は、3つのタイプの受診をためらう方に、それぞれアドバイスをさせていただきます。

 

  頭痛くらいで病院に行けない

 

「頭痛くらいで病院に行くのは大げさじゃない?」と思っている方は、ひとりで頭痛の悩みを抱えていませんか?

そんなあなたは、「頭痛だからこそ、ぜひ病院を受診してください!」

 

特に片頭痛のように、頭痛を繰り返し起こして、仕事や学校を休んだり、楽しみにしていた用事をあきらめたり、ついイライラしたり、笑顔がなくなったりするなら、もはや「頭痛くらい」ではないはずです。

7_4_会社に病欠の連絡

ひとりで悩まず、「頭痛だからこそ」病院に行くことを考えてみてください。

 

お医者さんも「頭痛くらい」とは思いません。なぜなら、医療者向けの慢性頭痛の指針には、片頭痛の人の健康寿命(健康に生活できる期間)とQOLQuality of Life:生活の質)は、「頭痛の無い健康な人と比較して、身体面、心理面、社会的機能などが明らかに阻害されている」と書かれているのです1)

 

つまり、患者さんの健康や生活の質を大切に考えてくれるお医者さんは頭痛を軽視しないとも言えるかもしれません。


 

②薬局の薬で十分。病院に行く時間がもったいない

 

次に「薬局で買える頭痛薬で何とかなっているし、病院に行く時間がもったいない」と思っている方。

 

「進歩している治療を試さない方が、ずっともったいないかもしれません」

 

日本の頭痛治療は2000年を境にして飛躍的に進歩しています。

特に片頭痛は研究が進み、より有効な頭痛治療の開発が今でも続いています。

 

「とはいえ、仕事も忙しいし、病院に行く時間がない」とお思いでしょうか。

 

もし、薬を飲まない/薬があまり効かない状態で片頭痛の発作が起きたら、何時間も何日間も体調不良が続き、ストレスを抱えることになります。

 

一方、病院を受診して治療を受けると、なるべく頭痛が起きないように予防する、もしくは頭痛発作が起きたときに速やかに痛みや吐き気などを抑え、日常生活を送れるようにする、といった頭痛のコントロールができるようになります。

 

頭痛発作を予防したり、回数や時間が短くなれば、それだけ有効に使える時間が増えるわけです。そう考えると、病院に行く時間はムダではありませんね。


7_2_頭痛受診快適


③満足な対応をしてもらえなかった


最後に「一度病院を受診してみたけど、満足な対応をしてもらえなかった」という方へのアドバイスをお伝えします。

 

この場合は2つの観点を見直して再チャレンジしてみることをおすすめします。

それは(1)受診する診療科、(2)お医者さんとの目的共有です。

 

1)受診するのは、頭痛外来、脳神経内科、脳神経外科がおすすめです。

これ以外の診療科でも頭痛診療に対応している病院はありますが、やはり頭痛を専門としている診療科を受診するのが一番です。

 

2)お医者さんとの目的共有は、意外と盲点になりやすい部分です。

「頭痛が起こる理由が知りたい」と思って受診した患者さんに、お医者さんは不安を解消するために「検査で異常は見つかりませんでした」と伝えた。これではお互いにすれ違っているので、不満が残ってしまいます。

 

ですから、受診するときには、あなたが何を期待しているのかを伝えることが、実はとても重要なのです。例えば下記のようなことです。


〇つらい頭痛を治してほしい
〇頭痛を予防する方法を知りたい
〇なぜ頭痛が繰り返し起こるのか、理由が知りたい
〇脳の怖い病気ではないのか、調べて不安を解消したい


7_3_メモを準備して受診

あなたが一番知りたいこと、望んでいることをリクエストしてみましょう。

 

片頭痛治療ができる病院を検索

 

ご自身の症状が重いのかどうかわからなくて受診を迷ってしまうという方は、重症度チェックが参考になります。ぜひ試してみてください。

 

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1)日本神経学会・日本頭痛学会:慢性頭痛の診療ガイドライン2013; p103.


監修:仙台頭痛脳神経クリニック 院長
松森保彦 先生